カリブ海にて考え中 Thinking something in Caribbean

豪華客船で起こる色々な事。

医療面接にも恋愛にも使える最強のバイスティックの7原則とは

どうもリョウタです。

今ヴィパッサナー瞑想で知り合った方のご厚意でベトナムに来ています。

ここでは家、食事をお世話してもらう代わりに日本語学校で、これから日本で就労する予定のベトナム人学生に日本語を教えたり、自分の経験を話させていただいてます。

僕自身が経験した豪華客船で働くことと、ベトナム人学生がこれから経験する日本で働く事、この2つには異文化に飛び込んでアウェーでの生活をしいられるという面で共通点があります。

またベトナム人学生が日本語という他言語を学ぶ事の大変さは、自分も英語を学ぶ大変さを実感したので、ある程度共感出来る面があります。

学生さん達のキラキラした目をみていると、豪華客船に乗る前の自分に戻ったような感情が思い起こされ、新鮮で非常にワクワクした気持ちを経験させてもらっています。

 

 

 

さて僕は鍼灸師としてだけではなく、ケアマネジャーとして働いていた時期がありました。

 

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ケアマネという仕事は会話だけで患者(利用者)さんとの信頼関係を構築していかなければなりません。

例えば鍼灸師であれば患者さんは明確な訴えを持ってやってきます。

 

どこかが痛い

 

お腹の調子が悪い

 

気分が優れない等

 

鍼灸治療を通じて患者さんの訴えを改善する事が当面の目標としてはっきり存在しますし、それを改善していく事で関係性の構築も難しくはないです。

 

しかしそれとは一方、ケアマネという仕事は時にその訴えをまだ訴えてない人の所に押しかけ、その人の訴え、望む生活を探り出していき、それへ向けて援助していく事が仕事となります。

 

当たり前ですが鍼灸師の場合、初診の患者さんが何の症状も無く治療に来るという事はほとんどありません。(たまにメンテナンスや興味本位という方がいますが)

 

 

利用者さんが望む生活というものを探っていくために信頼関係の構築が必要になってきます。

 

“リハビリを頑張って体力をつけたいと思っている人”

 

“家族と一緒に暮らしたい人”

 

“逆に世話になりたくない人”

 

みなさん多種多様な望む生活を聞き出していくためには信頼関係無くして実行はできません。

信頼関係無くして僕のようないきなり会った若い男性ケアマネに、誰も家庭の収入状況など話したがらないのです。

 

前置きが長くなりましたが、信頼関係の構築が大半といったケアマネのような対人援助職でマニュアル、ガイドラインとされているものが存在し、それが今回ご紹介するバイスティックの7原則となります。

 

 

 

“バイステックの7原則

ケースワークの原則として「バイステックの7原則」がある。バイステックの7原則とは、アメリカのケースワーカーで社会福祉学者のフェリックス・P・バイステック(Felix P.Biestek)が1957年に著書『ケースワークの原則』で記したケースワークの原則である。バイステックの7原則は、現在においてケースワークの基本的な作法として認識されている。“

Wikipediaより

 

 

 

 

 

鍼灸師は治療に関する多くを学校で習いますが、患者さんとの信頼関係の構築という面では学校で詳しく習う事はあまり無いように思います。

就職先の接骨院や、鍼灸院、病院でのやり方に沿っていくという事が多いのです。

 

 

今回ケアマネを始めとする対人援助職の基本であるバイスティックの7原則を鍼灸師、医療従事者用に解釈して書いてみました。

これに基づいて行動していれば患者さんだけではなく、あなたの近しい人との信頼関係構築へ役立つものなので、是非今後の臨床、生活に利用してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 1)個別化の法則(患者を個人として捉える)

 

どれだけ似たような症状であっても、同じ症例は存在しない。

例えば同じ腰痛、同じような痛みとはいえ、同じような治療に画一化してしまうと、治りが悪くなってしまう事がある。

その人の生活習慣や、社会歴から痛みや病気の原因を個別に見出すことが重要である。

 

 

 

 

 2)意図的な感情表出の原則(患者さんの感情表現を大事にする)

 

痛みや病気をどう受容、認識しているか、例えば

「この痛みは筋肉からきてると思いますか?」

とか

「痛み始めてから今までで痛みは増悪していますか?よくなっていますか?」

等聞くことで、自分の病識を自己把握、またはその時の感情を患者さんに露出させる。

当の本人が

「これくらいの痛みはある程度しょうがない。」

と思っているのか、

「なんでこんな目に自分が合わなければならない」

と思っているのかは客観的な痛みの度合い等では判定できない。

確認する。人が何か訴える時、それに伴った感情がある事を忘れてはならない。

 

 

 

 

 3)制御された情緒関与の原則(臨床では自分の感情を客観的に、冷静に判断する)

 

患者さんが病気にいたるまでの過程、現在の状況に同情したくなっても、常に治療者として患者さんに適切な距離を保ち治療にあたっていく。

過度な感情移入は時に治療の妨げになる事がある。

 

 

 

 

 4)受容の原則(受け止める)

 

ただわけもなく受け入れるのでは無く、受容は宗教、歴史、個性、生き方を理解しようとすることで生まれる。

その理解からその患者さんを拒否することなく、なぜそのような生活習慣を送るのかを考え、「理解」することで初めて受容するという事に繋がる。

 

 

 

 

 

5)非審判的態度の原則(患者さんを非難しない)

 

こうするべき。こうしなくてはいけない。で患者さんを締め付けていないか。

 

非審判的態度の原則が守られない=患者さんは自分の思考や価値判断基準を否定されたことになる。

 

否定されてなお患者さんは、治療者のことを信頼し続けていられるだろうか。

みずからの生活習慣がその人の痛みや病気を招いているケース(糖尿病等)に臨床では多々遭遇するが、まずそのような悪習に患者さん自身が気づき、患者さんみずからの決定によって変えていけるような治療、関係性を促していかないといけない。

 

 

 

 

 

 

6)自己決定の原則(患者さんの自己決定を促して尊重する)

 

臨床の現場での主体は患者さんであり、最終決定をするのは患者さん自身であるという事。

治療を受けるメリット、受けないままこのまま進んだ場合のデメリット等を提示、自己決定の条件整備をした後、それを促し尊重する。患者さん自身が自分で良くなっていけるというエンパワメントを引き出せ、運動療法や生活習慣を見直す気づきに繋がる。

 

 

 

 

 

7)秘密保持の原則(秘密を保持する)

 

プライバシーが守られているか、臨床で得られた個人情報は他に、それがもし家族とはいえ決して漏らしてはならない。

 

 

 

 

 

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僕が今回ベトナムでお世話になっている人と出会った瞑想がこちら↓

muranak.hatenablog.com

宗教感がまったく無く、指導もかなりしっかりしてくれるので瞑想経験の全く無い人におすすめの修行場です

日本人男性が外国人女性と付き合う時に気をつけた方が良いこと

どうも、リョウタです。

 

豪華客船での閉鎖された人間関係での生活は学校みたいで、海外ドラマ“ゴシップガール”並に色んな事が起こります。

きっと矢口真里さんに起こった様な悲劇は船では日常茶飯事で起こっています。

 

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 ※豪華客船のスパメンバーと

 

個人的にはそんな学校生活のような豪華客船での暮らしは学生時代、陰キャラを極めていた自分にとっては当時のトラウマを払拭する絶好のチャンスでもあります。

特に僕が中学時代の陰キャラさは凄惨を極め、帰宅部だった自分はやることが無いのに体力だけが有り余り、夏の甲子園大会、TVで松坂選手があれだけ頑張っているのを見ていて僕は感化されました。

そこで自分もタオル片手に松坂選手と同じ投球数分シャドーピッチングをした結果、伝説のPL学園戦では誰にも見守られない真夏の自宅のリビングで松坂選手以上に肩を痛めてしまったという逸話を残しています。(高校では素直に野球部に所属しました)

 

中学時代はそんな僕でしたが、船で働いていると幸運にも女の子と良い感じになる事も無い訳は無いわけです。

 

 

これからのお話しは日本に来ている外国人の女の子には少し当てはまらないかもしれません。

というのは彼女達は基本的に日本の事を少なからず好きか、興味があるだろうし、文化等も吸収しようという努力がベースにあるため、少し話しは変わってくるのかなーと思います。

 

船にいる外国人女性の中には日本?日本ってどこだっけ?北京って日本?

とか言ってくる子も普通にいますので。

 

 

今回はそんな僕が船で外国人女性と過ごした経験から、日本人の女の子との違い、注意点についてまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 距離が近いので勘違いしてしまいがち

基本的に日本では異性の友達にハグしようとするとキモがられるか、

「無理。」

と断られてしまうが、外国人の女の子はとても距離が近い。

普通に友達同士であっても、ハグ、ほっぺにキスは当たり前。

ミーティング中に、もたれかかってきたり腕を組まれたりは日常茶飯事である。

日本人ならこんな事されると自分の事が好きなのかなあー

と勘違いして脳内お花畑状態に陥ってしまうが、気をつけた方が良い。

 

彼女達は特に相手の男性の事を“異性として微塵に意識していなくても”、こういう事が出来てしまう。

 

よって調子に乗って告白したりしても当然フラれるし、セクシャルな方にスキンシップがエスカレートしていくともちろん怒られる。

ちなみに多くの船では多種多様な国籍、文化のクルーメンバーが働いている事から、特にセクシャルハラスメント防止トレーニングに時間を割いたりして会社は気を配っている。

度を超えると階級に関わらず失職する事すらある。

 

 

 

 

 

  • 付き合うという明確な線引きが無いことが多いので、良い感じになっても同時並行で色んな男の子とデートしがち

 

これはイギリス人の女の子との話しだが、バーでいい感じになり、パーティーにも行き、一緒にキャビン(部屋)で夜を明かして良い感じかなーなんて思っていたら翌日、船がポートに付いた時

「今日はダンサーの○○君と外に出かける予定なのごめんねー」

と言って二人で出ていき、それ以降もよくわからない関係が続いたという話。

 

日本では一般的に

LINEやメールでやり取り始まる

気が合えば実際合ってみる

数回デートする

どちらか(主に男性)が告白する

OKもらって、関係が始まる

 

 

 

という流れが一般的だと思うのだが、外国の女の子はまず最初のデートをしてみて、そこで相手が自分に合っているかを計っているので、基本的によっぽど相手の事を嫌っていない限りファーストデートには行くように思える。

 

 

そして告白という文化の無い国では付き合っているのか、というその辺りが曖昧になりがちで、何度もデートを重ねた結果

「付き合ってるんだよね?」

みたいな感じでお互い確認する事により、正式に関係始まる事が多い。

 

 

 

 

 

 

  • 基本的に奢られるのは嫌がりがち

 

これはオーストラリアの子と出かけた時の話しだが、レストランでご飯を食べ終わって会計をしようとした際、いつも仕事のサポートとかその子にお世話になっていたので

「今日は俺が奢るよ。」

と言うと

「いやいや、そんなのいいから。」

と言うので

なんだオーストラリアの女の子も何回か出す素振りを見せてくれるのか

とか思っていたら次第に

「いや、本当にいいから!」

とヒートアップしていき、結果自分がダチョウ倶楽部のように、どうぞどうぞと折れないといけない事があった。

どうやら向こうの文化ではお互い対等の立場でいたい。言いたい事もはっきり言うために、夫婦であっても金銭的にお互い自立している事もあるようだ。

 

 

 

  • 関係性を隠したがると怒りがち

これは中国人の女の子との話しで、同じ部署のみんなでカラオケパーティーをした際、夜も更けてきたので僕はキャビンに帰ろうと思った。

ただでさえゴシップが飛び交う豪華客船の中で、同じ部署で付き合っている事がバレると働きにくそうだなと思い。

「先に部屋に帰ってるから10分くらいしてから来て。」

と彼女に告げ、僕はパーティーをあとに、

そして10分後、彼女が部屋に来るとものすごく不機嫌な様子

もちろんこの事が彼女を不機嫌にさせる要因の一つであった事は薄々感づいていたが、あまりに口も聞いてくれないような状態だったので、自分がカラオケで歌った”Hey Jude”が重度の音痴だったのかな、とか色々考えさせられる程だった。

 

これに関しては自分が悪いので文化の違いというか、そもそも言い訳のしようがないが、その後結果的に関係性を回復する事が出来ず、女性ばかりの部署で仲間との信頼が厚かった彼女を傷つけた自分は

 同部署から総スカンをくらうという最悪の結果になってしまう。

 

 

流石にこのときは仕事をやめようかと思った。

そういう感情は時折やってきてそれの対処法はこちら↓

muranak.hatenablog.com

 

確かに中国一人っ子政策のど真ん中で両親の溺愛の中生まれ、それに加え男性が多い社会の中で育った彼女にとって、この出来事はきっと大きく彼女のプライドを傷つけたのであろうが、まさか関係を修復出来ない事態にまで至るとは想定外だったし、

「血の川ができようとも2人目は産ませない。」

と中国一人っ子政策に舵を切った中国共産党をこんな形で恨む事になるとは思いしなかった。

 

 

 

  • 相手の実家に行くと結構カルチャーショック受けがち

 

これは当時お付き合いしていたバリに住む彼女の家を訪れた時だが、バリ島に着き空港から、彼女の家まで友達の車で向かう事2時間半

 

まず最初に驚いたのがこの村

 

 

「電気通ってませんけどー!」

 

 

という事。

まぁいい、電気くらいなくてもモバイルバッテリーだって持ってきたし、明日はクタの方まで行く予定なのでなんとかなる。

 

お世話になるのでお母さんに挨拶しようとこんにちはー

と向かうと今度は…

 

 

「にわとりしめてますけどー!!」

 

 

彼女のお母さんとの初対面がにわとりしめてるって、ディープインパクト。

これが私にくれる最後の衝撃か。

こういう命の犠牲の上に自分達は生かされているんだなーと食物連鎖について思いを馳せながら、今度は部屋へ案内されると

 

 

「天井にヤモリ這ってるんですけどー!」

 

 

まぁ、いい。

別に毒ヤモリとか聞いた事ないし、寝てる間に顔を這われるくらい何ともないと思い、荷物を降ろしてお風呂へ案内される。

そこに置いてあったのは日本でもよく見るドラム缶

んー、これはドラム缶orバスタブ?

五右衛門風呂って日本の文化じゃなかったの?

とか思いながら

 

でも五右衛門風呂とか実際入る機会無いし良いかーとか思っていたら、彼女から

 

 

 

 

今水道止まってるからかけ湯するように使ってね。

 

 

 

 

「この村ライフライン全て止まってるんですけど。」

 

 

 

そして更にその後発覚した事実。

 

  • お父さんはこの村と空港のあるテンパサールを結ぶ、村で唯一の公共バスの運転手だが近所の友人と花札に興じ、働いてる様子が無い。

 

  • 電気も水道も通っていないが、彼女は日産JUKEに乗っている。

 

  •  翌日朝起きたら僕のクロックスが野犬に噛みちぎられていた。

 

 

というウルルン滞在記顔負けの経験となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

どの国出身でも、文化の違いがあっても基本的にリスペクトを持って接する事ができれば大きなトラブルになる事は少ないとは思いますが、ケアマネ時代に教わった事の一つに

「どんな問題行動のある人でも社会歴(どんな人生を歩んできたか)に必ず答えはある。」

という教えがあり、例えばゴミ屋敷に住む人は基本的に心の寂しさをモノで満たしたい人が多いし、暴力をふるう人は実は怖がりの人が多い。

 

不快になる行動や、言動を言われても何故その人がその行動や、言動をとるに至ったかに思いを巡らせ、色んな違いがある事を逆に楽しめるような気持ちで臨めば、きっと楽しい異文化交流ができると思います。

 

 

もっと豪華客船での仕事について知りたい方はこちらへどうぞ

https://www.amazon.co.jp/dp/B076D5ZWPH/ref=sr_1_1?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1507859998&sr=1-1&keywords=豪華客船

バケーションの過ごし方①ミャンマーで瞑想してみる

 

どうもリョウタです。

人間というものは不思議なもので、ずっと仕事してると休み欲しー!ってなるんですが、ずっと休んでいると、なんか仕事しなきゃ!ってなってきます。

 

バケーションも2週間が過ぎ僕は今、舞鶴から小樽へとフェリーで向かっています。

 

 

さて、船の生活というのは実はなかなかストレス満載で、そのストレスをどうマネジメントして仕事のパフォーマンスを上げていくかという事が非常に重要になってきます。

 

お客さんは仕事をすでにリタイアした人、忙しい中なんとか休みを取って乗船してきた人。様々ですがみんな基本的には長期の休み、そして豪華客船に乗船するということでハッピーな気持ちで乗り込んできます。

 

そんな中、自分の気持ちが沈んでいたり、疲れているとお客さんのハッピーな波動と自分の波動がシンクロせず、適切な治療をしても治らない事がよくあります。

 

7ヶ月の契約期間中、体調を崩すことなく、そして高いモチベーションを常に保ちつづける事。これは治療技術、セミナーでお客さんを取り込む表現力と同レベルと言って良いくらい豪華客船鍼灸師にとって大切な能力です。

 

そしてもし良い精神状態を保つ裏技を身に着ける事が出来たなら、それは仕事だけじゃなく人生においても宝になると思い、ミャンマーへ渡って、僧院で1ヶ月瞑想の修行を積みました。

それがどの程度関係しているかは定かではありませんが、このコントラクトでは平均してずっと予約が埋まっている状況の上、1月にはMOMENT THAT MATTERと言うクルーに送られる賞をキャプテンから受賞したり、平均して高いパフォーマンスの治療が出来たと感じています。

 

今さらなのですが、少し前にミャンマーの僧院に瞑想の修行に行って感じた事をメモを頼りに、思い出しながら書いてまとめましたので、良かったら御覧ください。

 

 

目次 

 

 

 

———以下本文———

 

始まり 

 

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僕がヤンゴンについたのは2016年年末。

北海道で友達に会い、その北海道で泊まったホテルでたまたま一緒になったスウェーデン出身のカップルとロビーで意気投合し、4人で札幌で一緒に夕食をとり、その後ミャンマーに行く予定だった。

 

しかし新千歳から出発する直前にオンラインで申請していたミャンマーへ入国するためのビザが下りていない事に気づき、ミャンマー政府からビザがおりるまでの時間タイを経由し、結局タイで数日時間をつぶしてからミャンマーのヤンゴンに到着した。

 

早速ヤンゴンの空港で現地の通貨ミャンマーチャットに幾らか換金。ミャンマーは東南アジアで最も貧しい国と言われていて、あまりクレジットカードを切りたく無いなと思っていた。

とりあえず1ヶ月は滞在するしUS100ドル(1万円相当)くらいは使うだろうと思って、換金すると財布がどえらいことになった。

 

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これはインドネシアルピアと似ている。ちなみにインドネシアは近々通貨の切り上げを行うそう。

空港を出ると大勢のタクシードライバーが空港からヤンゴン中心部行きのお客を狙って、声をかけてくる。

僕はあらかじめネットで調べていた適正価格に近い言い値で行ってくれるドライバーを探したが、みなそれより3,4割高い値段でふっかけてくる。

 

しょうがないので空港ロビーに戻り、割とまともそう空港内のタクシー運営会社のデスクに行き、ヤンゴン中心部までの価格を尋ねると驚いた事に外にいた流しのタクシードライバーより高い価格を提示された。(笑)

 

しょうがないので外に戻って英語が少しわかりそうなドライバーを選び(ミャンマーはインドにも近いので、みんな英語をもっと話せるのかと思っていたらタイより通じなかった)まずヤンゴンにある瞑想修行を行なっている寺院「チャンミメディテーションセンター」(行き方等はこちらのブログを参考https://life-traveller.com/meditation-in-yangon)を目指した。

 

チャンミメディテーションセンターは空港とヤンゴン中心部の中間にあり、ヤンゴン中心部のホテルに行って、またセンターに戻るのは二度手間になるので、ホテルに着く前にセンターで修行の受付をしておきたかった。

 

そしてグーグルマップでドライバーに位置を伝え、向かうがいっこうに着かない。

そして30分でいけるところを通行人に道を聞いたりしながら、1時間かけてようやくたどり着いたのち、発展途上国タクシードライバーがよく展開する謎の理論

「迷って時間かかったから余分にお金払え。」

という文句が始まった。

 

いったいどういう風に考えたらそんな理論が展開できるのか毎回疑問に思うけれど、とりあえず僕はそれを丁寧にお断りし、事前に折り合った金額7,000チャット(約600円)を支払い瞑想センターの受付へ迎かった。

 

そこにはピンクの袈裟を着た、独特の話すリズムを持った高齢の尼さんがいて対応してくれた。

その尼さんは僕が何か言葉を発する度に、それをゆっくり咀嚼するように噛み締め、ニコッとしてから言葉を返す独特の間がある方だった。

僕は最初あまりにその人がこちらが投げかけた言葉に対するアンサーが遅いので、彼女が英語を話せないと思った程だった。

こちらが言葉を発する度に、まるでビルの3階からスーパーボールを落として手元に跳ね返ってくるまでを待つような、そんな独特な間の会話を強いられた。

服装に関して上はシャツ、下はロンジーと言われる長いスカートをはく地元スタイルで来いと言われ、明日までに揃えておくようにと言われた。

 

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 ー現地スタイルー

 

翌日現地の衣装を購入、着用した状態であらためてそのセンターを訪問し、尼さんにどれくらい滞在するつもりなのか。ここの事はどうやって知ったのか。日本語の通訳が必要なのか。色々聞かれた。

そしてその後に僕の指導に当たってくれるマスター(指導者のお坊さん)が現れまたいくつか質問された。そして結果修行する事を許され、今度は荷物を預ける事に。

カメラや携帯、タブレット等の電子機器を預け、そして財布の中身まで調べられ、いよいよ居室に移動する。

この居室へ移動中に日本人女子大生二人に出会った。二人は世界一周旅行の途中で、ミャンマーの後もまだまだ色んな国を旅されたようだ。

 

 

 

修行にかかる金額

お布施としてまず13,000チャット(千円程度)の支払いを求められる。それ以外は特に滞在が終わってからも寄付を強制されるような事はなかった。修行する期間に関わらず最低必要なのは13,000チャットのみだと思う。

 

 

瞑想修行の内容

まず初日瞑想、歩行瞑想に関するビデオを見る。

これらのビデオは全て英語なので英語がある程度分かる人でないと厳しいかもしれない。

ただ普段は日本人のボランティアの人が常駐しているそうで、僕が行った時はたまたまその人が日本へ帰国中だったようだ。

そしてここの瞑想センターで一番特徴的なのは生活すべてが瞑想になるという事だ。

これは日本ではラベリングと言われている手法で、例えば歩行瞑想の場合、脚を上げます、脚を上げます、脚を下ろします、下ろしますなどと心でしっかり感じて動いていくもので、肘の曲げ伸ばしから、首の回旋、視線の移動1つまで自分の行動を心の中で、実況中継していくがごとく、行動を行う際に感覚(気づき)を介入させていく。

 

僕は何度も食事中、マスターに

「お前は食べるのが早い、リンゴに手を伸ばす手から、咀嚼する一嚙みまで全てそれを感じ、気づきなさい。」

と注意された。

食事だと例えば、スプーンを取ります、スプーンでジャガイモをすくいます、ジャガイモを口に運びます。といったふうに心で常に実況中継しているように動作をこなしていく。

後ろで音がしてもすぐ振り向くのではなく、音がした(認識の気づき)、体を後ろに振り返りたい(衝動への客観的な気づき)、振りかえって何が起きたか見る(行動)。

といった具合に、全ての日常生活の動作をあえてスローモーションにすることで、動作を行う前の感情、動作を行っている時の体感、そこにある感覚を気づく事が大事になってくる。

居室にいる時間以外(本当は居室にいる時間もゆっくり動かなければならない)はすべてゆっくり動き、それを感じなければならない。

これにより自分の感情を客観的に見る力が養われ、また過去、未来に関する思考を止める事が可能になり今という時間に集中する力が増大する心の鍛錬だそう。

 

日本の瞑想施設と同じで修行中、他のヨギ(瞑想修行者)との会話が一切禁止、電子機器類の使用はもちろん、極力読み書きもしないようにと事前に注意を受ける。

しかしおしゃべり禁止等は瞑想に参加している人のストイック度によって違うので、先に書いた女子大生の子達のように普通に話してる人もいる。

 

 

 

修行中の食事

チャンミメディテーションセンターの修行はとても食事がおいしい事で有名で、東南アジア系のごはんが苦手な人でも食べられる内容となっている。

毎回食べきれない量と種類のおかずが出てきて、ビーガン、ベジタリアンフードと選べ、至れり尽くせりだ。多分僕はこの瞑想センターに来てから体重が増えた。慣れない土地で食事の心配が強い人はこちらのセンターがおすすめ。

 

 

 

住居環境

部屋はよほど修行者が多くない限り、一人部屋が割り与えられると思う。

男子の部屋は合計5,6部屋あり人数が多いともしかしたら共同部屋になるのかもしれない。ベッドはマットレス部分が畳になっており、結構固い。

あとこれはチャンミセンター全体に言える事だけれど、センターが空港とヤンゴンのシティセンターを結ぶ幹線道路沿いの住宅街にあるので、結構うるさい。

ミャンマーは70パーセント程度が仏教徒らしいのに、みんなやたらクラクションを鳴らす。また生活音もうるさく、隣の家がカラオケを楽しんでたり、イベントなのか近くのホテルがクラブミュージックを遅くまで流してたり、環境に関して人によっては集中することが難しいという事もあり得るくらい騒音はひどく、ロケーションは修行に向いているとは言い難い。

 

 

 

猫とアイスクリーム

ここでは猫を見る事もアイスクリームを食べることも修行になる。

先にも述べたようにここでの修行は生活すべてが修行になる。

歩くことも、ごはんを食べることも、視線を動かす事一つとってもそれに気づかなければならない修行である。

センター内にはたくさんの猫がいる。

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猫好きの自分としてはその事自体はありがたいのだけれど、その猫達を見ようと視線を動かす事、また視線を動かしたいと思う事もラベリングが必要になってくる。

“私は猫をみたいと思っている”

“猫が視線の右側にいる”

“猫の方を見る”

“猫かわいいなー”

“猫触りたい”

“腕動かす”

“猫早足で去っていく

”悲しい“

といった具合にラベリングしている間に猫は大体逃げていく。

結局修行中に猫に触れたのは数回だった。

また食後になぜか決まってアイスクリームが出てくるのだけれど、なにせ先に言ったラベリングにより早く手を動かすことを禁じられているので、ゆっくり食べている間に溶けてなくなる事も多々あった。

 

 

 

総評

総合すると瞑想は非常に為になった。歩行瞑想、日常瞑想は初めてだったので、何も目を閉じて座禅を組むだけが瞑想じゃないんだなーと勉強になったし、集中力の向上をすごく感じた。

今回始めて行った歩行瞑想、ラベリング(心の実況中継)に代表される生活全てが瞑想になるといったものも、コンセプトとしては結局

ThinkとFeelは共存出来ない。

という事に全てはあてはまっているんだと思う。

考える事を止めようと思う事。これがすでに矛盾してすでに思考してしまっている。

だから考えるんじゃなくて感じようよ。って事。

もっとブルース・リー的に生きようよって事。

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詳しくまとめた記事はこちら↓

 

muranak.hatenablog.com

全体的にきびしくもなく、ゆるい雰囲気だけれど、いかんせん環境が残念で、うるさい上に空気もきたないので本格的に瞑想したい人には少しガッカリするかもしれない。ただ食事がおいしい事や、ヤンゴン中心部にある事からプチ修行したい人にはかなりオススメできる。

 

 

 

 

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カーネギーの言う所の潜在意識の重要性

 

“潜在意識は私たちがインプット (入力 )する思考を 、極めて事務的に処理していく。したがって潜在意識は 、恐怖に基づく思考も 、勇気や信念に基づく思考も同じように現実に変えてしまうのだ 。これは原子力がプラスに使われれば産業を繁栄させるけれども 、悪用すれば文明を破綻に導くことができるのと同じ理屈である。”

 

その潜在意識を変化させるためには、瞑想というのは一つの手段として有効だと思います。

何か自分の可能性を広げてみたい人や、大きく変化してみたい人は下手な自己啓発セミナーなんかよりも瞑想の方が実践的でよっぽど効果があります。

 

僕自身、仕事のパフォーマンスや、自分らしく過ごせた前コントラクトを通じて、ミャンマーでの瞑想によってストレスマネジメントが上手くなったと感じています。

 

 

 

次回はミャンマーにあるパオ瞑想センター (分院モービー僧院)を紹介します。

ダイヤモンド・プリンセスの契約を終えて

 どうもリョウタです。

 

8ヶ月弱のダイヤモンド・プリンセスの契約を先週終えました。

僕は関西に住んでいるんですが、帰ってきてのんびりしている所にいきなり地震がやってきて、阪神淡路大震災、東日本大震災(この時つくばにいました)、そして今回の地震。

もちろん前2つの地震に比べれば今回の地震はそれほど被害は大きくなかったようですが、帰ってすぐの事だったので僕はことごとく被災する運命なのかと思いました。

 

 

 

さて日本人の方に大分お馴染みになってきたダイヤモンド・プリンセス号。日本発着のクルーズを始めて今年で5年目のようです。

 

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今回こちらの船で船上の鍼灸師として5回目の契約をいただくことになり働いてきました。

日本発着ということで、以前働いていたディズニーの豪華客船とはまた違った意味での特殊な感じがあり、ダイヤモンド・プリンセスは日本人の方にとってお客さんとしても、またはクルーとして働く可能性も含めて接する機会が多い船だと思うので記憶が新しいうちに思った事を書き留めておきます。

 

 

 

 

 

 

食事について

プリンセスの食事はとても美味しい。ディズニーとひけをとらないと言っていいほど。ただディズニーの時のように僕のポジションではルームサービスを取るということは出来ない。

特に今回特筆すべきはジャパニーズシーズンに滞在したので、日本食を取ることができた。

ちなみに食堂で味噌汁をオーダーするとこんな感じで丁重に提供される

 

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鍼灸師はオフィサーメス(食堂)で食べることができるので最初はオフィサーメスで食べていたけれど、契約が4ヶ月を超え、オーストラリア、ニュージーランドシーズンも終盤に差し掛かって来た頃からしんどくなって全くオフィサーメスに行かなくなった。

というのもスパから物理的に真逆の位置にあるオフィサーメスはとても遠く、往復の時間だけで10分弱とられる(12万トン級の船は大きい)。

シーデイだとお昼休みをとらず、その分患者さんを診ることも多かったので結果全然オフィサーメスに行かなくなった。

食事に関しては今回のコントラクトで大きな発見があった。自分は20代ほとんどひとり暮らしだったこともあって食事なんて何でも良くて全く気にならないし、むしろタダで食べられるだけでそれだけで幸せと思っていたが、やはり日本食は美味しいし、テンション上がるし、元気が出る。

またオフィサーメスにお箸が常設されているのも後にも、先にもこの船くらいだろう。

 

 

 

 

 

クルーメンバー(仕事の同僚)について

まず最初あまりの日本人のクルーの多さに驚いた。あちこちで日本語が飛び交っていて、今まで船に日本人なんていても数人か、はたまた自分一人しかいないこともあったがこの船では日本人が市民権を得ている。

聞いた話によれば100人くらいの日本人が働いているそうだ。

そして近いところでは一緒の部署で働くスパの同僚も日本人の女の子達だ。船ではいつも完全に外国人のノリでハグや、ボディタッチをしまくっている自分だったがこのコントラクトでは全く出来なかった。

むやみにするとHR(船の人間関係のトラブルを解決する部署)に行ってセクハラという風に訴えられかねない。日本人のみんなも当たり前だけど敬語で話しかけてくるし、なんだかとても不思議な感じがした。

でもマネージャーの言ったことや、船のセーフティーオフィサーの言ったことで微妙にわからない英語のニュアンスの話を日本人同士だと日本語で確認できることは嬉しかった。

20人弱いるスパメンバーの中で一番多い時で10人弱、少ない時で自分含め3,4人が日本人だった。

マッサージセラピストたちも含め、ダイヤモンド・プリンセスのスパはかなり忙しい部類に入ると思う。

ディズニークルーズで働いていた時のスパはかなり忙しく、僕よりも忙しそうなマッサージセラピストがいた。

それほどじゃないとしても、色んな船をみてきた中でダイヤのセラピストは時期にもよるが忙しい部類に間違いなく入る。

スパのセラピストはお客さんがいないとプロモーションといって宣伝(ビラを配ったり)に行かないといけないので、忙しいほうがもちろん良い。

 

あと大きい点は他の部署にも日本人がいることだ。今までのコントラクトではあまりスパメンバー以外と話すことが無かったけど、今回は日本人ということもあって他の部署で働いている人の話を結構聞くことが出来て、どういうシフトで働いているのかとか、お給料、この船の仕事を得た経緯等、色々聞けて面白かった。

 

 

 

 

 

仕事について

よく船乗り鍼灸師の間で

日本シーズンは暇。全然お客さんこないよ。

って聞いていたけれど結果全然そんなこと無かった。

僕の治療院の売上で言うとコンスタントにずっと忙しく大体1週間で7,800ドル(7,80万円)、一ヶ月で30,000から35,000ドル(300から350万円)くらいの売上があった。

これくらいあれば会社もとやかく言ってこないので自分の好きなように休みを組んだり、仕事をやらせてもらえる。

今回のコントラクトは僕の治療室がスパと少し離れたところにあるという環境も相まって、ほとんど全体ミーティングにも参加しなかった。

スパにいる時はほとんど患者さんを同時並行で二人治療していた。全体的にストレスも無いので気持ちよく仕事が出来た。

日本人の患者さんと外国人の患者さんを交互に治療してて気づいたことは、日本人の患者さんのほうが多く話してくれて、会話が続くこと。

恥ずかしながらもう船に乗って結構経つのだけれど、英語を話しながら治療に集中することは今でも難しい。日本語のようにネイティブな言語だと会話をBGMで流しているような感覚で会話をしながら治療に集中できるが、英語だとそれがまだ出来ない。

なのでどうしても外国人に患者さんと接する時は問診や理学所見を取るときに一気に話して、いざ鍼をいうつというタイミングになると静かになってしまう。

これは前に話した治療について

muranak.hatenablog.com

 

治療者と術者の関係性をまず構築することにこれからも取り組んでいくなら、克服しなければならない課題だ。

 

 

 

寄港地について

今回の契約では10月末に乗船し、6月半ばで下船するまで11月末〜4月頭までオーストラリア、ニュージーランド。そして乗船すぐと、4月頭に日本へ帰ってきてからは主に日本を起点として韓国、台湾、そして東南アジアを回っていた。

オーストラリアのポートにもっと停泊するのかと期待していたが、実際メルボルンとダーウィン、そしてタスマニアのホバート以外はほとんどニュージーランドだった。

ニュージーランドは僕の周りにいる友人の中でも評判の良い国で、中には船を降りてニュージーランドで働いている友人もいるが、個人的にはそんなに心惹かれなかった。

鍼灸の仕事があるかは別としてもっとごちゃごちゃした東南アジアのタイや、ベトナム。もしくは結局日本に将来住みたい。

僕は以前述べたように寄港地としてはやはりアイスランドが大好きだ。冬のアイスランドには行ったことがないし、寒さのせいで僕の副鼻腔炎が悪化することをさておいてもアイスランドの自然は素晴らしかった。

 

muranak.hatenablog.com

 

今回の契約で個人的に一番楽しかったのはベトナムのナトランで、ここで食べた生春巻き的な何かはとても美味しくて安く、僕の中で松屋の牛丼のコストパフォーマンスを抜いて、この世界に存在するもののコスパランキング1位に認定された。

 

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日本シーズンも思ったより楽しめた。

金沢などかねてから行きたいと思っていたところに行けたのは言うまでもなく良かったが、逆に自分で計画を立ててプライベートでは絶対行かないような境港(鳥取)など行ってみると、すごい街全体が豪華客船で街おこしを頑張っていて感銘を受けた。

あと日本シーズンはご飯が美味しい。

オーストラリアやニュージーなど外国のポートの時はオフでも船で昼ごはんを食べて(そうすると無料なので)、出かけることも多かったが、日本シーズンだと高知のカツオのたたき、金沢のお寿司、北海道のラーメン、鹿児島の黒豚。そういったものにはあらがうことが出来ず、随分とお昼ご飯にお金を散財してしまった。

 

 

 

まとめ

結果日本発着のあるダイヤモンドで働いて良かったなーって心から思う。

ディズニーマジックに次ぐ思い出のある船になった。

 

自分がまだ経験の浅い1stコントラクト、2ndコントラクトの頃、豪華客船で働く事は自分にとって海外で外国人と、英語を使って働く始めての経験だった。

しんどいと思いつつも一体何がストレスなのかわからず闇雲に、がむしゃらに働いていた。

今回の契約は豪華客船の仕事にも慣れてきた良い頃に日本シーズンの船に乗せてもらい、さっき患者さんのところで触れたように日本人や外国人のお客さんと交互に触れる中で

“こういうところが自分には足りないな”

 とか

 “こういうところを自分はストレスに感じてるんだな”

 とか

結構クリアに見えてきた気がした。

例えば英語で思ったようにコミュニケーション出来ないという問題を抱えていた場合、船の中で何かうまくいかないことやストレスを抱えると全てそれのせいにしてしまいがちだけれど、今回のように日本人もいるような環境で働くと

 

なんや英語とか言語の問題じゃないやん。日本人相手でもこれは自分にとってストレスなのか。

 

というふうに明確になっていき自分にとって多くの発見があった契約になった。

 

別にネガティブキャンペーンをするわけじゃないけれど、豪華客船の仕事は結構きつい。

1日も全日の休みの無かった8ヶ月弱、ずっと休まず働き続けられるような屈強な体力。

閉鎖された人間関係や、環境の中で課されるノルマに負けない強靭な精神力。

 

引退したプロ野球選手がずっと元プロ野球選手っていうカテゴリで片付けられるように、もしこの豪華客船での仕事を終えた時、元豪華客船の鍼灸師っていう風にカテゴライズされて、あの時は辛かったけど楽しかったなーって振り返ってばかりいる自分は嫌なので、とりあえず今のところは野球の山本昌選手、サッカーでいうキングカズ選手のように長く豪華客船でプレイできるようなそんな体力作りやメンタルマネジメントを出来るよう今後も続けていきます。

 

 

 

この記事を書いている今ごろ、ダイヤは関門海峡を抜けて釜山にむかっている最中です。8ヶ月も苦楽を共にした場所なので、船を離れても少しの間はみんなが今どこにいて何してるのかなーとか気になります。

なんだか別れた彼女の事を思ってるみたいで嫌なのですが多分これは少しの間続きます。

次はダイヤモンド・プリンセスよりまた一回り大きい17万トン級の船に乗船し、オーストラリア、ニュージーランド辺りに行く予定です。

もちろん豪華客船以上に自分がワクワク出来て輝ける場所が見つかれば、その時が引退の時だとも思っています。

 

著書「私達は豪華客船で働きながら旅をする」ジワ売れ中です。

https://www.amazon.co.jp/dp/B076D5ZWPH/ref=sr_1_1?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1507859998&sr=1-1&keywords=豪華客船

 

 

仕事を辞めたい感情

どうもリョウタです。

豪華客船での仕事中、契約の途中でどうしてもやめたくなる程つらい瞬間がやってくる事がある。それがまさに今だ。

今この契約は5回目の契約で、日本人の豪華客船鍼灸師の中でも古株になってきているけど、それでもこの感情は定期的にやってくる。

今現在オーストラリアから日本へ帰る航海の途中で、ところどころポートには寄るのだけれど、通常のクルーズに比べれば大分シーデイ(終日航海日)だらけの毎日を過ごしていて
、前のクルーズから換算すると14日中、2日しかポートデー(船が港に着く日)が無いというシーデイだらけの毎日をここ最近過ごしている。


シーデイは基本船で働くクルーにとっては忙しい。
僕個人でいうと、シーデイでは大体15人程度の患者さんを治療して、一人に対して20本の鍼(はり)を打っていたとすると、この2週間で打った鍼の数は単純計算で3,600本を超える。

鍼を打つという作業のバックグランドにどれだけの労力が隠れているか簡単に説明させてもらうと
予約の時間を一人45分で取っているので、その間に患者さんを5分で問診し、5分で色々な徒手検査にかけ、痛みがどこからきているのか診断し、10分で鍼を打ち、15分寝かせ最後の10分で評価をする。

言葉にするとすごく事務的な流れだが、もちろんこの中にはかなりの思考作業も含まれる。

例えば腰痛の場合
この腰痛は沿って痛い腰痛だからうつ伏せにねかせない方が良いな。
とか
このタイプの痛みは痛い所に鍼すると余計悪くしちゃうから打たない方が良いなとか
そんなこんなで、自分の経験則からその患者さんにとってのベストな治療体位とか、治療穴を速攻で選定する。

それに加えてシーデイにはセミナーという大勢の人前で話す機会というものもあって、鍼灸師はかなりゼネラリスト的な働き方を求められる。


自分が不器用なだけかもしれないけれど、とてもじゃないがこんなシーデイだらけの毎日で遊んだりする余裕なんて無くて、最近は自分の職場と部屋の往復で、ほとんどクルーバーに言ったり、パーティーに全く出なくなる
というかご飯を食べるのも面倒臭くなって、仕事が終わると死んだように寝ている。
仕事が忙しくてつらいなんて1stコントラクトの時の自分からしたら7往復半くらいビンタしてあげたいほど贅沢な悩みだけど、でもつらいものはつらいんだからしょうがない。



それでいて
みんな今頃パーティーで楽しんでるのかなー
とかそういう事を考える自分と、寝ている自分が分裂していてつらい。

自分の体調がベストでない中で患者さんに接すると、流れ作業的になってしまい自分の中で治療結果や患者さんの満足度が違うのを肌で感じるのがつらい。

英語の勉強もしたいし、ジムにも行きたいのに
なりたい自分と実際の自分のギャップがあってつらい。

そうなってくると自分がますます惨めに感じてきて、スパの同僚との中もギクシャクしていき

もうこんな仕事やってられるかー!

って辞めたくなるけど

ふと、こんなつらい事だらけのここ最近の毎日で、じゃあ何で自分って豪華客船で働いてるんだっけ?
と原点に返る時がある。

それは辞めたくなるほどつらい契約や、膨大な自由な時間のあるバケーション。まるで灼熱地獄と極寒地獄のような生活をここ数年過ごして来た中で

つらい事は不幸ではないし、逆に楽なことは幸せではない。
という実感からきていると思う。

将棋の羽生善治さんも
「タイトル戦の終盤、すごい強敵を前に死にそうに疲れながら将棋を指していると、生きているっていることをつくづく実感する瞬間がある。その瞬間を味わいたくて、自分は将棋を続けている」

今の自分は将棋に比べれば、肉体的な疲れの方も関係してくるのだろうけど、決して安くない治療費と、豪華客船での貴重な時間を削ってまで来てくれたのに、治りが良くない患者さんの事をあれやこれやと色々考えたりする精神的な疲れと、セミナーに治療に走り回る肉体的な疲労のなかで
生きてるー!!
って実感できる瞬間が時折やってくる。


その達成感はほんとうに何物にも変え難くて、全世界の全てが自分に対して
頑張ったね!
と笑顔で拍手を送ってくれているような気分になり(別にあやしい薬はやっていない)
だからこそこんな死にそうな毎日の中で辞めたくなるくらいしんどい自分にムチをうって、自分は生きているという実感をつくづく感じたくて頑張っている自分がいる。

1ヶ月週7日働く生活が続けば、長期の休み欲しーってなるし
1ヶ月まるまる休んで、仕事しないことが日常になるとそろそろ仕事してーってなる。
仕事とオフのバランスが極端なこの仕事だからこそ、身をもって気づけた感情なのかもしれないと思うと、やはり結論自分はこの仕事に感謝せざるをえないのかなと思う。


先日、治療室の窓から広がるグレートバリアリーフの綺麗な海を見ても、心が何も感じなくなった自分がいて
忙しいっていう漢字は、心を亡くすって書くけどその通りだなー
なんて妙に納得して
そのとき気持ちを残しておこうと思ってブログを書いてみた。

 

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とりあえず今はつらいけど後から
もっとやれた。とか
楽しめばよかった。
なんて思わないように目の前の事一つずつこなしていこうと思う。

あとちょっと頑張って、しっかり休んで亡くした心を取り戻そう。

 

 

 

 

 


今色々な日本人クルーにお話を聞いていて、本の内容が近々グレードアップする予定です!
良かったら読んでみて下さい。

https://www.amazon.co.jp/dp/B076D5ZWPH/ref=sr_1_1?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1507859998&sr=1-1&keywords=豪華客船

33歳になって


ダイアモンド・プリンセスに乗船して4ヶ月、先月で33歳になりました。
豪華客船で誕生日を過ごすのはここ5年で4回目です。今はタスマニアからオーストラリアのメルボルンへ向かっています。
ディズニークルーズからプリンセス・クルーズに変わって最初
あぁ、もうここにはミッキーはいないんだなぁ
っていう喪失感みたいなものが最初はありましたが徐々になれてきました。
大体冬が嫌いなので冬に契約をもらって避冬しているので誕生日、クリスマス、ニューイヤーは船で過ごすのが恒例になってきました。

33歳の実感を色々まとめてみました

 

 

 

年齢感覚について


自分が中学生だった頃や、高校生だった頃に33歳だった大人を今思い出してみると
めっちゃおっさんやなー
とあの頃は思っていたけど、今自分がその年齢になっても全くその実感がない。


僕にはいとこがいなくて、周りに小さい子供がいないので子供と触れ合う機会がほとんどなく子供からみたら自分はもう立派なおっさんなんだろうけど、自分自身の実感として年齢を感じる事はほとんどない。


子供の頃の自分にとっておじさんになっていく事とは太ることや、髪の毛が薄くなっていく事、または髭が濃くなる事と思っていたが、今のところ相変わらず肌も荒れないし、生え際の後退もみられないので頭から爪の先まで石鹸一つで洗っている。髭が濃くならないのが少し残念だけど濃かったら濃いで毎日髭を剃ったりとか大変そうなのでまぁいいかと思っている。

スパの同僚は大体20代の人たちだけど、その人達とくらべて自分は歳だなーと思うのは頻繁にクルーバーに行ったり、パーティーに出たりしない事くらい。

話は変わるけどこれからはもうみんな歳をとらないのではないかと思っている。というのもAIが発展していき、僕がFacebookやこのブログ、また親しい人と交わしたLINEの内容をディープラーニングにかけて僕のような返答や発言をすることが可能なボットのようなものが作られる事は確実にやってくる未来なので、そういう意味ではこれからもう人は死んで肉体は果てたとしてもその人の思考や発言は生き続ける未来というのがやってくると思っている。


そうすると何をもって死ぬということなのかますます複雑になってくるが、人類総不老不死時代が近くやってくると思っている。


余談だけど今Netflixのブラックミラーというドラマにハマってて、これは海外版世にも奇妙な物語みたいな話なんですけど、その中のエピソード
“ずっとそばにいて”

http://vod.hatenadiary.jp/entry/black-mirror2-1


という話でも恋人を事故で無くした主人公が友達に進められ、生前の恋人の発言をSNSからクラウドにアップし、死んだ彼とチャット出来るようになり、それをきっかけに次は動画データから音声をアップし電話が出来るようになり、最終的には肉体まで錬成する鋼の錬金術師のエドとアルもビックリな展開になっていくのだが、死んだ人と電話する事くらいまでは可能な未来で、確実にやってくると思っている。

 

 

 


仕事について


鍼灸師という仕事、人を治すという仕事については非常にやりがいもあり楽しい。


ただこれからやってくる時代は病気をどう治すかよりも、どうやったら病気にならないかの方が絶対重要で、それに関しては東洋医学や鍼灸は得意分野なので、遺伝子関連の研究と共にそちら方面の研究がもっと伸びてくれればいいなと臨床の現場からは思っている。


ドラクエのダメージで例えると
ホイミ的な西洋医学と、スクルト的な東洋医学っていう感じ
ダメージを受けてから回復するのではなく、ダメージを受けない事。


スクルトの様な補助系魔法の方がボス戦では大事なように、医療も今後このように変わっていくと期待している。


何はともあれもう鍼灸師になって10年になり、人を治すという事についてブレずにやれているのは結果向いているんだと思っている。

 

最近臨床では良い治療をしようと思うのは前提として、患者さんと関係性を築く事に昔より神経を注いでいる。それは関係性を築いた方がプラセボ含め、鍼の効果が出やすいという独自の主観に基いている。


治療に関してはほとんどが局所治療で主に「ネッター解剖図譜」f:id:muranak:20180302080710p:image、「図説 筋の機能解剖」f:id:muranak:20180302080723p:imageをIpadに落として患者さんと一緒に見ながら
痛みが出てるのはこのあたりで、ここにはこの筋肉の腱が走ってるからこの筋肉緩めてみましょうかー
って言う感じでやっている。


当面の目標は今治療している患者さんのデータを取っていき、どういった分野の治療に自分は強くて、どういった分野が弱く、治らなかった人にはどういった共通点があったのか可視化していく事が必要だと思っている。


働く現場としてはもう少し豪華客船でいいかなと思っていて、今回のコントラクトからほとんど頑張らないことを目標に契約をこなしてるのだけれど、それでも幸い結果が付いてきているので、人の前に立って話さないといけない機会が多かったり、コミュニケーション言語が英語の中でも次第に慣れてきて、自分らしくいれるようになってきているのかなと嬉しく思う。

 

 

 


お金について


貯金はほとんど無い。昨年調子に乗って治療院を2つもオープンさせたせいもあるけど、稼いでいる額からは想定できない程貯金が無い。

ただ個人的には貯金ってあまり意味が無いと思っていて、貯金するくらいならもっと海外に行ったりとか、自分自身の技術や知識に投資したいと思っている。僕ら治療家の場合、それがわかりやすく患者さんの反応として返ってくるのでそれはありがたい。


今後も役に立ちそうだと思えばひょいとミャンマーの僧院に修行しに行ったり、アイスランドでフェルデンクライスメソッドの勉強会に参加したり、どんどん体や心について興味のある事に惜しみなくお金を使っていきたいと思っている。


船で働きたい日本人鍼灸師さんの勉強会の講師を何回かやらしてもらって思ったのが、売れる人はやっぱり治療が好きだし、良い意味でマニアックだ。船では1週間でトータル大体100回以上患者さんを治療するわけで、もし治療が嫌いならそれはとても苦痛だと思う。

 

もちろん船での仕事の結果は人前に立ってプレゼンやセミナーをする営業力と、実際治療する能力の足し算で決まるのだが、もし治療能力が低ければ商品価値のないものを売る営業マンのような辛さを味わう事になるし、治療能力が高くて営業力が弱ければ、本当は自分の治療技術で救える患者さんはたくさんいるはずなのに怠慢という事になってしまう。


なのでこれからも貯金するくらいならバンバンお金を使って技術を磨いていきたい。

あとはもっと金融商品にお金を回していきたい。このコントラクト中に円高が進行し、ドル建てでお給料が振り込まれる僕にとって痛かったけれど、それと同時にドルを500万円程空売りしてたので、円高になった分の損失を防ぐことができた。
投資信託とか仮想通貨とか、金融知識ももっとこれから勉強していきたい。

今現在会社からもらっている給料に不満は無くて、むしろ豪華客船での鍼灸師の仕事のコミッションが他の職種と比べ若干高すぎるような気がしている。鍼灸師の上位売上Top3に入ると船で働いているクルーの中で、キャプテンの次に稼いでいるのが鍼灸師という船も少なくない。もちろん自分の技術には誇りを持っているし、誰もがそんなに稼げるわけではないけれども、他のマッサージセラピストや美容師さんの同僚と比べ破格に待遇が良い。


もし世界中の鍼灸師の中でもっとこれから船での仕事をやりたい人が増えて来た場合、会社側としてはコミッションを下げてそれでも働きたい人だけという選択肢もあるだろう。


ただそうすると高額納税者の税率が高いと稼ぐ人はどんどん他国に逃げていく原理と一緒で、優秀な鍼灸師(ここの場合数字を残せる鍼灸師)はどんどん他の会社に逃げていくのだろうか。


あとはもちろんいったいいつまで会社に雇ってもらえるかわからないという不安は全くないわけでは無い。急に
君は成績が良くないから次のコントラクトは無しね。
と言われる可能性も十分にあるので、そこは会社に置いてもらえるだけのそこそこの成績と自分のストレスを天秤にかけて、これからもうまくやっていきたいと思っている。

 

 

 


人間関係について

 


日本での友人関係が船で働き始めて随分減った分、船で働いている人たち同士のコミュニティというのが新しく出来た。


今回のクルーズは日本人のクルーが100人くらいいるので、仕事が終わってからもみんなで人狼ゲームをしたり、ボードゲームをしたりして楽しんでいる。


一人でいる時間が長すぎる事は精神衛生上良くないと3コントラクト目くらいから悟った。


自分のようにどんなに一人が好きな人でも人間はやはり社会的な生き物なので、人や社会と関わりをどこかで求めている。ケアマネの仕事をしたおかげで一人でいるのが好きな自分も含め、こういった前提が間違ってない事を教えてもらった。


総じてこのコントラクトは本当に自分らしく過ごせている。(日本人クルーが多くいる特殊な船というのは関係しているのかなぁ)自分らしくっていうのを少し掘り下げると
“他人と比べない事”
“自分の価値観で人を判断しない事”
の2つで、この2つを実践していると本当に毎日が楽で、結果自分にめっちゃメリットがある。実際これらがどんどん実践されていくと
人を自分の主観で判断しなくなる→自分も人の目を気にしておっくうになることが無くなる→本来自分のもってる可能性やポテンシャルを最大限に発揮できるようになる
という好循環が生まれる。

みんな違って、みんな優勝。これは今自分が一番ハマっている言葉。
この前同僚に
Everyone is different, everyone is champion!
って言ったらハァ?って顔をされたけど、今後もこういう風に生きていきたい。

 

 

 

最後に

 


20代前半、千葉の銚子に旅行へ行った時思ったのが
銚子の高台からの海の景気が綺麗で、穏やかな風が吹いていて、自分は将来こういう海の近くで開業して、口は悪いけど根は優しい患者さんに揉まれながら、ワイワイとした毎日を過ごすんだろうなー
なんて漠然と思っていたけど、まさか海の近くどころか、海の上で働く事になるとは全く思わなかった。まだまだ英語で苦労する事はたくさんあるし、数字のプレシャーを感じる事もあるけれど、自分はこの世の中で一人しかいないという事だけですでに価値のある事だという事を前提に、別にポジティブでもなく、ネガティブでもなく自分らしくやっていけたらと思っている。

久々に長い文章が書けて、半年ぶりにブログを更新出来たのもお客さんがSea Dayなのに全然いないおかげ。
根拠のない自信を持ち続けるにはこれからもバンバン行動して、バンバン失敗して
でも結局大丈夫だったねー
っていう経験を蓄積していくだけ。

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うん、今暇だけどきっと結果何とかなる

 

https://www.amazon.co.jp/私たちは豪華客船で旅をしながら仕事する-メイド・イン・ジャパンのおもてなしを世界へ-Village-出版-Ryota-ebook/dp/B076D5ZWPH

 

ここが変だよ、ケアマネージャー。他職種から来た30代男性ケアマネの視点

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ケアマネの免許を取って5年目になる。元々はホスピスの事務長をやるにあたって何か箔をつけといた方がいいだろうという程度で取った資格で、全然活用はしていなかった資格ですが、将来日本で仕事するにあたり介護保険による固定収入を得るためにケアマネで一度働いてみるのも良いかなと思い働いてみました。

 

目次

 

 

 

 

 

ケアマネとは何なのか?

ケアマネとは

介護支援専門員(かいごしえんせんもんいん)は、介護保険制度においてケアマネジメントを実施する有資格者のこと。要支援・要介護認定者およびその家族からの相談を受け、介護サービスの給付計画(ケアプラン)を作成し、他の介護サービス事業者との連絡、調整等を行う。介護保険法に基づく名称は介護支援専門員であるが、ケアマネジャー(care manager)とも呼称される。

Wikipediaより

 

よくわからないのでざっくり言います。

「介護に関して困っている人の相談を聞いて、解決する方法を探す人です。」

 

ここで重要なのは相談に乗るという事です。私達ケアマネは相談に乗るということ以外、おむつ交換や、トイレの介助など一切の身体的介護はおろか、掃除や買い物といった生活に関する介護に関しても何もやりません。

ただ相談に乗り、その人がぶちあたっている困難に関して、介護保険サービスや、社会資源、家族含めた交友関係を駆使し、解決のお手伝いをする仕事です。

なので相談技術やバランス、本人を含む周りの話を聞き、調整して落とし所をどこにするかなどが求められる。先進国では大学を卒業した修士以上の学位を持った人が担当する事の多い専門職です。

 

 

ここが変だよ、ケアマネージャー、多すぎる研修、内省会

 

内省が多すぎる。

ケアマネは前に書いたとおり非常に専門性が求められる仕事です。相談、面接技術から、介護保険に関する幅広い知識、その土地にある介護サービスを中心とした社会資源、膨大なペーパーワークを処理するためのパソコン等のIT知識。

これらを全て兼ね揃えたスーパーマン(ウーマン)こそがケアマネに必要とされる人材になります。

噛み砕くと

「パソコンが超出来て、さらに人当たりもよく、かといって優柔不断ではなく決める時は決めて、幅広い知識と人脈を持つ人物です。」

そんなバランスの良い人はめったに存在しません。

そしてケアマネの世界は更新研修を始めとした、研修が山のように存在し、そこに出席する度に

「君たちはケアマネとしてまだまだだ。」

「ケアマネに医療の知識がない事が問題。」

「担当した事例を持ち寄って反省会をしよう。」

などとお金を支払った上、自己研鑽を促されるドMな研修が多々存在しております。

実際私も今年5年目で免許更新の年だったのですが。4万円ほどの講習プラス、延べ10日55時間におよぶ研修が存在します。

そしてみんな仕事の時間を削ってまで来ている中、研修最終日に講師から言われた一言は

「あなた達のような人達が実際にこれからケアマネの実務にあたっていく事を考えると、不安な気持ちが正直大きいです。」

などと揶揄されました。

 

最期くらい褒めても良いのでは、、

実際そう思っても

「お疲れさまでした。」

も一言で良いのでは、、

と強く思ったのを覚えています。

 

 

 

介護界に存在する価値観の押し付け

 

困難事例は周りが困難事例にしている。

介護界にはびこる“やってあげなきゃ病”の存在です。

僕の担当していたケースで介護付き高級マンションに住んでいるおばあちゃんがいました。

その方は認知症の初期症状、いわゆるまだら認知と呼ばれる段階で、ある部分ではしっかりしているがある部分はかなり認知が進んでいるという状態でした。

その方を担当する事になり、まずそのマンションの相談員に言われたのが

「薬の飲み間違いが最近多いので、介護保険で出来る部分はヘルパーに介入してほしい。」といった内容でした。

そこでご本人に話を直接聞くと

「私は薬の飲み間違いなんてやっていない。そもそも薬なんて飲まなくて良い。大事な薬は無い。」

とおっしゃります。

はい、意見の対立ですね。介護の現場ではよく見るケースです。

このケースの場合は本人とマンションの相談員との対立というケースですが、実際は本人と家族であったり、家族と介護施設、色々なケースがあります。

 

問題の一つはマンション側がすでに勝手に自分たちで介入している事でした。利用者からすれば介護保険は1割負担です。

ただマンション側でやってくれているうちはタダなのです。

利用者からするとタダで行っているサービスをいきなりケアマネがやってきて

「これからヘルパーが行う事になります。そして1割はあなた様の負担になります。」

と言われ納得できるでしょうか?

まずそこに一つの壁がありました。

そしてもう一つの壁は本人のニーズが無い事でした。

本人は薬はしっかり飲めているし、薬の重要性も感じていません。

それでも僕はなんとかうまく話しの流れで薬の重要性を引き出し、料金にも納得してサービスを入れていただければいいと思い、本人との話合いに望みました。

 

話し合いは二人で行う予定だったのですが、まず最初の誤算はそのマンションの相談員が、話し合いに勝手に参加してきたところです。

そこでうまく話しでくれるのかと思ったら

「もううちではお薬の管理ができないから。ヘルパーさんにやってもらう事になるからいい?」

と言われ、もちろんおばあちゃんとしては

「もう薬は自分でやりたい。いちいちマンションの人にも関わってほしくないし、自分で出来る。」

と言い張って聞きません。

そしてところどころで相談員が

「ケアマネさんからも何か言ってあげてください。」

と話しを振ってきます。その後二人はヒートアップし、最終的にはおばあちゃんが

「もうこんなところ入らんかったら良かった。」

とか

「もうはよ死にたい。」

という言葉を発するまでに至りました。

結局そこは喧嘩別れし、話がまとまらず本人抜きでその後相談員と話す機会があったので、僕ははっきり言いました。

「本人が望んでない事はするべきではない。薬の飲み間違いは心配かもしれないけどそれをあなたたちが強制できるほどの権利はない。」

と。この場合相談員は薬をいかにうまく飲んでもらうか。どうやったら自分たちの手間を減らし、ヘルパーに繋げられるかという事に執着していますが、問題はそこではありません。

 

薬をうまく飲める、飲めない。ヘルパーが介入する、しない。では無く、このおばあちゃんがどういう人生を歩んできたかという事が一番重要で大切な問題なのです。

 

多くの人が見逃したり、ないがしろにしがちなこの生活歴ですが実は認知症がみられる場合や、本人との意思疎通が難しい場合などにとても大きなヒントになることがあります。

国語のテストの解答用紙に必ず答えが載っているように、生活歴に必ず答えはあります。

例えばこのおばあちゃんの場合は結婚歴が無く、タイピストとして銀行で定年まで勤め介護付き高級マンションを購入した人です。

要するにずっとあまり人に頼る事無く、一人で強く生きてきておられたお方です。

お薬の飲み間違いが1度あった事実は事実ですが、なんでも一人でやりたい人です。その気持ちを汲み取る事もせず本人の思う暮らしは成り立ちません。このように生活歴を無視した介護サービスが現実にはたくさん存在します。

しかし残念なことにその後も相談員から

「服が最近汚れてるから着替えさせてほしい。」

とか

「お風呂に最近週1回くらいしか入ってないようなので入れてほしい。」

とか本人の意向を無視した、サービスの提案をされます。

それは本人から

「最近お風呂が入れなくて困っている。」

や、本人が服薬管理に失敗したり、お風呂に入るのが身体的にきつくなったタイミングで介入すればいいだけの話です。

このように周りが困難事例にしているケースがたくさんあります。

他にも老人ホームに入ってるおばあちゃんが

「家に帰りたい。」

と言ってきかない場合、大事なのは家に帰す、帰さないではなく、そのおばあちゃんが家にどれだけ思い入れがあるか、生活歴から計る事が重要なのです。

同じ家に帰りたいでもそのおばあちゃんが20代で結婚し、夫婦共働きで30半ばでやっとの思いで購入した思い入れのマイホームなのか、1か月前に引っ越したばかりの賃貸アパートなのかで「家に帰りたい。」の意味は大きく変わってきます。

 

今後認知症の人が増えていったときに、このような本人のニーズが無視される方が増えてくるのかなぁーと自分の身を含めて心配になります。

僕がおじいちゃんになったら折り紙を折ったり、みんなでテレビ見てまったりするようなデイサービスには行かせてほしくないなぁ、なんてよく考えました

 

このように周りが勝手に本人の性格や、生活歴を無視して“やってあげなきゃ病”に罹患しているばっかりに困難事例にしているケースが多々存在するのです。

 

 

 

このようにケアマネは非常に大変な仕事ですが、それ以上に学べる事や、やりがいの多い仕事でもあります。

次回はまた時間があればケアマネで実際関わった利用者さんで興味深かったケース、ケアマネの相談コミュニケーション技術で使えそうな所をまとめますので良かったら見てみて下さい!

 

 

 

 

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