豪華客船で30ヵ国、80都市以上回った僕がオススメする港町BEST5
最近瞑想関係が多かったのでたまにはポップな記事を。
ふと思ったのはこのブログのタイトル『カリブ海にて考え中』って言いながら、ブログを始めたのは地中海クルーズの時からですし、今もミャンマーのヤンゴンで書いてるので、全然カリブ海で考えてないんですよね(笑)
それにしてもヤンゴンは面白い街です。
かつてアジア最貧国と言われたミャンマーですが、スーチーさんが政権与党になってから、目覚ましい経済発展が始まっています。
それでもホテルの受付曰く25%程の権力はまだ軍事政権や、前の既得権益に掌握されており、改革は円滑には進んでいないという事ですが、これからどうなる事でしょう。
さて本題
豪華客船で働いて3年が経ちましたが、最もよく聞かれる質問の一つに
で、結局どこの国(町)がええのん?
という質問です。
前のSea day、Port dayという記事の中でも触れましたが、僕たちが町に降りる事の出来る時間というのは限られています。
ポートによっては夜遅くまで停泊する場合ありますが、大体の場合8:00〜18:00くらいです。
なのでその町に旅行し泊まるのと、クルーズで訪れる事の間には大きな違いがあると思います。
といっても、もうかれこれ30か国以上、80を超える町を訪れましたので個人的な偏見でBest5を決めてみたいと思います。
第5位 グランドケイマン(カリブ海、イギリス領)
結論から言うと、カリブからはこの島だけがランクインです。
少し前、タックスヘイヴンの地としてニュースになった所ですが、海の綺麗さだけを見たらディズニーのプライベートアイランド、キャスタウェイケイよりグランドケイマンの7マイルビーチの方が綺麗でした。(季節や気候による)
ここでは
パラセーリングしたり
みんなでビーチ行って泳いだり
なんせ海が綺麗
ただカリブの島全体に言える事ですが商売してる現地人がたくましすぎるので、押し売りとかに気をつけてください。
- グランドケイマンのオススメスポット
マリオットホテル
http://www.marriott.co.jp/hotels/travel/gcmgc-grand-cayman-marriott-beach-resort/
ここに来れば大体皆さんが期待してるような、カリブや南の島での定番の過ごし方。つまりビーチに寝そべって日焼けしたり、リクライニンチェアで海を眺めがらビールを飲んだり、Wi-Fiを使ってSNSにポストしたり、ハンモックに揺られたり、もちろん透明な海で泳いだり全てがここに詰まっています。全てここで満たされます。
ここの併設レストランでランチを食べれば、リクライニンチェアなどのホテル施設を使うことが可能ですので、ホテルに宿泊する必要はありません。
上であげたビーチの写真も全てこのホテルの併設ビーチで撮ったものです。
7マイルビーチとはその名の通りかなり長いビーチなのですが、海水浴場によってはあまり綺麗じゃないところもあります。
ここは人もそれほど多くなく、一部のクルーにしか知られてない本当に穴場スポットなので、グランドケイマンに行った時は是非ご利用ください。
僕のケースですとグランドケイマンに休日をいただくと
友達と一緒にホテル行く(タクシーは相乗りが安いので)→ホテルのレストランでオーダー→インターネット→ランチ→ハンモックで揺られながらインターネット→少し喋る→インターネット→海で泳ぐ
というのが王道でした。
ちなみにグランドケイマンには美味しいタイレストランもあるのですが、ここはクルーメンバーの溜まり場になっていました。
クルーズ船が3隻も停泊している時などは、人でごったがえしてました。(基本的にクルーはWi-Fiが目当てでもありますから、回転悪いですし。)
あとサンゴ礁保護の観点や遠浅になってるせいか、クルーズ船のような大きい船が着岸できないんです。
なのでテンダーボートという小さい船を渡し船のように使って、クルーズ船と岸を行き来するんですが、この時に船の写真が最高に格好よく撮れます。
これも僕にとっては嬉しいことでした。
第4位 リバプール(イギリス)
リバプールはイギリス北西部の中心都市。1900年代前半はイギリス有数の湾港都市として栄え、現在はビートルズの出身地として、またはアートオブジェを街中にたくさん作るなどして観光に力を入れてます。
クルーズが停まっている場所の港湾部一帯が、ユネスコに世界遺産登録されています。
僕はビートルズの大ファンなんですが、ビートルズストーリーという博物館がその港湾部にあります。
北海道でGLAYを聞きながらツーリングしたり、リバプールでビートルズを聴きながら闊歩すると、普段聞いてる曲も、なんだか違って聞こえるので不思議です。
港から街の中心まではとても近く
駅前広場
City center
大聖堂を中心に見るべき所はいっぱいあります。
自分がビートルズ好きというのもありますが、それを差し引いてもすごく雰囲気の良い街です。
2回寄港したのですが、そこそこ大きい街なので観光するのに全然時間が足りませんでした。近くに同規模の街マンチェスターもあるのでゆっくり3日くらい滞在するのも良さそうです。僕もプライベートでまた来たいです。
海があって、公園があって、歴史もあって日本でいうと横浜に似てます。海風を切って自転車なんかで回れたら、気持ち良さそうです。
建物もTHEイギリス建築って感じでオシャレですし、歴史のある街なので良い感じに年記が入った建物が多いです。
- リバプールのオススメスポット
Liverpool public library
リバプール市立図書館に行ってください。素敵すぎます。雰囲気がハリーポッター以外の何ものでもありません。
ディズニークルーズが初めて寄港したという事もあってか、出港時はたくさんの人が見送りに来てくれ、花火で盛大にセレモニーまでしてくれました。
第3位 スタヴァンゲル(ノルウェー)
歩いているだけで人を幸せにさせるカラフルでアートな街。
ノルウェーフィヨルド入り口に位置する小さな港町。
オススメしといてなんですが、この町には特に見るものはありません。
ただひたすらに町全体がおしゃれです。
なので歩いているだけで人を幸せにさせるという力をこの街は持っています。
街の雰囲気がクラシックなデザインのディズニー船にピッタリです。
そして町のどこを歩いていても写真を撮りたい気分になります。
カラフルには人をひきつける効果があるという心理効果があるらしいのですが、それがこの町に来る人を特別な気持ちにさせる要因の一つかもしれません。
北欧の人は文学を好みます。冬が長いですからね。
こういうノルウェー人の気質は日本人に似てるかもしれません笑
- スタヴェンゲルのオススメスポット
行く場所が無い。と言いましたがコーヒーやカフェ好きの方であれば、僕の行きつけのカフェ「ハネカム』にぜひ行ってください。
店員さんも愛想が良く、もしまだ働いていればヘレナ・マットソン似のお姉さんがいるはずです。
船がこに寄港するたびに私は寄っていました。(別に彼女目当てでは無い)
ハネカム!
店内、見えにくいですが店の奥にサーフィンボードを持ったチューバッカがいます。
トイレの中までご覧のようにこのこだわりよう。
ただこの辺りは高級住宅街でもあるようで、洋服とかはものすごく高かったです。あとわりと美味しい日本食のレストランもあります。
先ほど言ったようにこの街は特に何をするわけでもなく、ただふらふら歩いてるのが楽しいです。
なのでリバプールとは逆に、ここで3日過ごせって言われるとちょっと退屈するかもしれません。たまにはゆっくりするのもいいですけどね。
第2位 タリン(エストニア)
リアルFF、ドラゴンクエストの世界
エストニアの首都タリン。
フィンランド湾を隔てて、ヘルシンキとはわずか80キロしか離れておらず、高速船なら1時間半程度で移動できるらしいです。
ヘルシンキに行った友達は何人か知ってますが、個人的にはタリンの方が
俺はタリンの事が好きだー!!って水平線に向かって叫びたくなるくらい好きです。
ドイツ、スウェーデン、ロシアに占領された歴史のあるこの町は、町の外壁をぐるりと城塞に囲まれる城塞都市です。
城塞都市という響きだけで、なんかカッコよさに痺れます。
今その城壁はカフェとして利用されています。
世界遺産に指定される旧市街地に入ると、街並みが整然としています。
花や植物も多いです。見ていて癒されます。
ピーナッツ売りの少女
こういう路地も多いです。こういう路地大好きです。
1980年代後半、ソ連の崩壊の兆しとともに独立の気運が高まり、1988年、タリン近郊の「歌の原」に約30万人(当時エストニア全土の人口は約150万人)が集い、ソ連により禁止されていたエストニアの民謡などを歌う事件があった。これによりますます独立の気運は高まり、1989年にはタリン、リガ、ヴィリニュスのバルト三国の3都市を「人間の鎖」で結ぶ運動(バルトの道)に100万人が参加した。1991年に独立を達成。このことからエストニアの独立は「歌による革命」とも言われることがある。
wikipediaより
なんか街並みといい、歌による革命といい、いちいち厨二心をくすぐりますね。
また旧市街地なら半日と少しあれば、回りきれるので大きすぎず、小さすぎず豪華客船で寄るのに丁度いいくらいのサイズという所がまた良いです。
この町の雰囲気はRPG好きにはたまりません。
石畳、城壁、砦、中世みたいな格好した人々。
- タリンのオススメスポット
タリンにあるビーガンレストランVegan restoran Vはめちゃオススメです。(綴りは間違ってません、正式名称です)
肉を食いたいって文句言ってた同僚を無理やり連れて行ったんですが、うなるくらいの美味しさでした。
第一位 レイキャビーク(アイスランド)
世界最北の首都。とりあえず自然凄い。
ローマ字ではReykjavíkと書きます。初めてだと何て読むか戸惑いますよね。
有名なのはブルーラグーン。
僕はレイキャビクに寄港する日なぜか呪われたかのように忙しいことが多く、残念ながらブルーラグーンには行ったことないので、友達が行った写真貼っておきます。
なんかいいらしいですよ(適当)ちなみに予約が必要なのでツアーじゃなく個人で行く人は気をつけて下さい。
白夜で有名なアイスランド。
深夜1時、船のデッキから
夏の間は数十分しか日が沈みません。冬の間にクルーズ船が寄港することは無いと思いますが、逆に4時間しか日照時間が無いとか信じられませんね。
アイスランド人は『その人の本棚を見てその人がどんな人か見定める』というのも納得できます。世界一読書をする国民、また10人に1人は生涯で自分の本を出版するらしいです。情報源https://www.theguardian.com/books/booksblog/2008/oct/03/1
- レイキャビクのオススメスポット
ゴールデンサークルのツアーに申し込んでいれば間違いない。
ゴールデンサークルツアーに申し込むとツアー時間にもよると思いますが、見所であるグトルフォスの滝、シンクヴェトリル、ゲイシャーには寄ってくれるはずです。
日本からもツアーを組めるはずですが、レイキャビクの市街地にある旅行代理店に直接行って申し込んだ方が断然安いはずです。結構空きはあります。(ただし朝早く行ってください)
地球の裂け目 シンクヴェトリル
空が低い。
グトルフォスの滝
ゲイシャー
火の国アイスランドと言われるほど火山が多いアイスランド。
オススメしたゴールデンサークルはそれはとても素晴らしいんですが、そこに行くまでにバスの車窓から見える景色全てがとても荘厳で美しいです。
全島観光スポットと言われる由縁がわかります。
時期によってはオーロラも見れますし、アイスランド第二の都市アクレイリの近くにも大自然を感じられる場所がいっぱいですので、アイスランドには一週間ほど滞在してみることをオススメします!
以上。
僕の独断で決めたTOP5でした。
ちなみに僕が周っているのはカリブ、北米、北欧、地中海のあたりなので、アジアとか中東の方は全くわかりません。
そちらの方も機会があれば是非行ってみたいです。
おそらくこれが2016年最後の記事です。
このブログを見てくださってありがとうございます。
意外な人から見てるよ。と言われると嬉しくなります。
皆さんが来年も幸せでありますように。
また来年もよろしくお願いします。
ミャンマーの僧院でクリスマスを迎えたのですが、申し訳程度にこんなお菓子が出てきました。
これが僕の今年唯一見た、クリスマスっぽいものでした(笑)
みなさま よいお年を